福島県コロナ 4月24日現在の近況
2020/04/24
「予想以上に広がっている」。県内で新たに5人の新型コロナウイルス感染が確認された4日、県のアドバイザーを務める福島医大の金光敬二教授(感染制御学)は、県内の現状をこう分析した。三次感染や不特定多数が利用する飲食店従業員の感染が確認されるなど、状況は複雑化。「感染者、濃厚接触者は自宅待機し、県民全てが三次感染、四次感染が起こらないように最善を尽くすことに尽きる」と拡大防止に向け、県民への協力を呼び掛けた。
この日感染が確認された南相馬市の3人は、3日に陽性が判明した同市に住む30代の会社員女性の同居家族。女性は1日に感染が確認された同市の50代の無職男性と同じ習い事教室に参加していた。
県は当初、濃厚接触者について症状がない場合は検査せず、健康観察にとどめていたが、今回の3人のように無症状の三次感染が確認されたことで、戸田光昭県保健福祉部長は「一律というわけではないが、これから先は(検査の実施を)積極的に考えている」と検査の拡充を示唆。金光教授も「職業や状況に応じて判断していくと思う」と述べた。
ただ三次感染の3人に発熱などの症状はなく、金光教授は「感染力は弱い」と指摘し、「発症してからの方が感染力は高いと考えられる」との見方を示した。一方「発症前から感染力があると示されているのも事実」とも述べ、「感染者、濃厚接触者が今後発症する可能性もある。感染を広げるのを防ぐため、大変だが14日間待機してほしい」と訴えた。


